過払い金請求をした後のローンや借入への影響について

過払い金請求をした後のローンや借入への影響について

カードローンの過払い金請求をについて

クレジットカードのキャッシングは過払い金請求ができる

貸金業法改正前は一部のクレジットカード会社で、利息制限法で決められた上限を超える金利でキャッシングサービスを提供していました。
キャッシングとは、決められた金額の範囲内で銀行やコンビニからお金を借りられる仕組みのことです。
ですから、キャッシングでも過払い金請求ができる場合があります。

過払い金請求とは、過去に払いすぎた利息を取り戻すことができる手続きのことです。
かつて、利息制限法では20%以上の金利を設けていましたが、多くの貸金業者は出資法という別の法律をもとにそれ以上の高金利で貸し付けていました。
2つの法律の上限金利の間はいわゆるグレーゾーン金利と呼ばれており、問題になっていました。
しかし、2006年の最高裁判所の判決でグレーゾーン金利は違法と認められるました。
これによって過去に20%以上の利息を払った場合、過払い金として取り戻せるようになりました。

過払い金請求のできる対象者となるには、3つの条件があります。
過去に20%以上の利息で借金をしていたこと、すでに完済、もしくは2008年以前から借金があること、そして最後の返済から10年以内であることです。
これらの条件に当てはまっていれば、過払い金請求ができる可能性が高いです。

ただ、2007年以降の貸金業法の段階的な改正によって、貸金業者も利息を適正な範囲まで引き下げてます。
ですので、過払い金が発生している可能性があるのは2008年以前に借金をしている人に限られるので注意してください。

銀行のカードローンや低金利のカードローンは過払い金請求ができない

過払い金は、過去に利息制限法で定められた利息上限である20%を上回った分のお金のことを指します。
2006年以前は利息制限法で決められた金利の上限20%を大きく超えた利息で消費者に貸し付けている事業者がたくさんありました。
当時は罰則もなく、「本人が任意で支払う場合は上限を超えても問題ない」とする貸金業法の規定を根拠に問題ないと言われていました。

しかし、2006年に最高裁判所の判決で「ほとんどの貸金業者の契約では任意性が認められない」として上限を超えた分の金利が違法であると判断されました。そこで、上限を超えて支払った金利については、返還しなければいけないとなり過払い金請求できるようになりました。
そのため20%以下の利息で貸し付けを行っている銀行や、一部のカードローン会社では過払い金そのものが発生しなかったため、過払い金請求ができません。

過去に20%以下の金利を設定していたカードローン会社としてモビットや、オリックス、アットローン、キャッシュワンといった会社が挙げられます。
また、2008年以降はすべて貸金業者で金利が20%より低く設定されていますので、2008年以降に借金をした場合は過払い金が発生しないので注意しましょう。

過払い金請求は消費者金融が恐れるNo1の杉山事務所に無料相談

\オススメ/

これから過払い金請求をしようと思っている方は、過払い金がいくら発生しているか気になると思います。消費者金融が恐れるNo1の杉山事務所は、無料で過払い金の調査ができます。

過払い金の調査だけの利用もOK!そのまま依頼することも可能です。まずは、杉山事務所で過払い金がいくら発生しているかチェックしてみましょう。

杉山事務所の公式サイトを見てみる

過払い金請求をしたら住宅ローンは組めなくなるのか

借金を完済している場合は過払い金請求をしてもブラックリストに登録されない

以前は過払い金請求をするとブラックリストに登録されていましたが、現在はすでに完済している場合のみ、そのようなことは無くなりました。
返済中に過払い金請求をした時、完済できなかった場合は債務整理扱いになりブラックリストに載ってしまいますが、完済していればその心配はありません。

ただし、完済していると思っていたらそうではなかったと言うケースも意外と多くあります。
そのため請求を行う前に、債務整理に詳しい弁護士や司法書士に相談するなどして、しっかりと確認することが大切です。

例えばキャッシングは既に完済しているけれど、ショッピングはまだ支払いが残っていると言う場合は完済ではなく、まだ債務がある状態になります。
このような状態の時に過払い金請求を行うと、信用情報に登録されることになり、その後の借り入れなどが一定期間できなくなってしまいます。

過払い金請求をしても住宅ローン審査への影響はない

ローン商品を販売する金融機関などは、ブラックリストを参考に融資を行うかどうかを決定します。
そのため何らかの事故によりブラックリストに登録されてしまうと、ローン申請をしても審査の通過は難しくなってしまいます。

また、消費者金融などに借り入れがある状態で住宅ローンの申請を行うことも、審査の通過には不利になります。
融資をする側は、確実に支払いが可能かどうかを総合的に判断するからです。

一方で現在は、過払い金請求をしてもブラックリストに載ることはありません。つまり過払い金請求を行っても、その後の住宅ローンの審査に通りづらくなると言ったことは無いのです。
しかしいずれにしても、住宅ローンの審査には借金を完済していると言うことが必要になります。

過払い金請求をしても今あるローンへの影響もない

これからローン申請をするのではなく、すでに住宅ローンの審査が済んでいて今後過払い金請求をしようと考えている場合も、心配することはありません。
金融機関などから融資を受けていて、返済している最中に過払い金請求をしたことで契約条件の見直しや一括返済を求められるのではないかと考える人もいますが、そのような事はほとんどありません。

きちんと返済をしているのであれば、請求による影響は無いと言えます。
それどころか、もし過払い金請求をすることによりお金が戻ってくれば、それをローンの返済に充てたり手元に残すことも出来るかもしれません。

ただし過払い金請求には期限があって、完済から10年経過してしまうと請求が出来なくなってしまうため早めの手続きが必要です。

過払い金請求・債務整理の専門家みどり法務事務所

\選ばれる理由がある/

みどり法務事務所は、家族や職場に内緒にしたいという相談者の都合に合わせた親切丁寧な対応により、過払い返還額累積90億円超えの実績ある事務所です。

土日も9時から19時まで受付中。相談料・初期費用は無料です。借金のお困り事は、過払い金請求・債務整理の専門家へ。

みどり法務事務所のサイトを見てみる

過払い金請求をしてローンが組めなくなる場合

ローンの審査は信用情報機関の信用情報が重要になる

過払い金請求を行った後でローンを組もうと考えている場合、信用情報に気を付けなければなりません。
信用情報というのは借金の履歴のようなものであり、自己破産や任意整理を行った場合、信用情報にその旨が記載されローンの審査の参考にされてしまいます。
一般的に、自己破産は10年、任意整理は5年経たないと新たな借金ができないと言われています。

信用情報機関は複数あり、例えば消費者金融と銀行では信用情報機関も異なりますが、事故情報は共有されてしまいます。
過払い金請求は、任意整理として扱われてしまうケースがあるため注意が必要です。
返済中の借金や、完済したと思い込んでいて実は完済していなかった場合など、任意整理として信用情報に記載されてしまうケースがあります。
過払い金請求を行った人が、将来ローンの審査を通すためには、信用情報に金融事故の情報が記載されないよう正しい知識で請求を行い、信用情報を健全に保つことが重要です。

返済中の過払い金請求はブラックリストに登録されてしまう可能性がある

完済している場合は、過払い金請求を行ってもブラックリストに登録されることはありません。
しかし借金を返済中の場合は、過払い金請求を行うとブラックリストに載る可能性があります。

一般的にブラックリストと言われるものは、信用情報機関へ登録される事故情報のことで、借金の返済で延滞や任意整理などを行うと、事故情報が登録されてしまいます。
借金を返済中の場合の過払い金請求の場合、取り戻した過払い金で完済できなく債務が残ってしまった時は、任意整理扱いになってしまいブラックリストに登録されてしまいます。

そのため返済中の場合に過払い金請求をする際は、完済することができるのか確認することが重要になります。

返済中に過払い金請求をする場合は過払い金で完済できればローンが組める

借金の完済後に過払い金請求を行う場合は、いくら請求を行おうとブラックリストに登録されることはありません。
ですが、返済中に請求を行うとブラックリストに登録されてしまう可能性があります。

ただし、過払い金請求を行なって、その戻ってきた過払い金で借金の完済が行われれば、ブラックリストに掲載がされた情報はしっかりと抹消されるので、将来的にローンを組もうと考えている方も安心です。

注意が必要なのは、借金の返済中に過払い金請求を行なっている最中は一時的にブラックリストに載っている状態にはなります。
そのため、このタイミングでのローンの申し込みやクレジットカードの審査には気をつけるようにしましょう。

住宅ローンを組む金融機関が、過払い金請求をした業者と関連会社だった場合は組めない可能性がある

借金の利率を計算し直して、払いすぎた利息を取り戻す過払い金請求は、賃金業者にとって債務整理と同じ扱いです。
その為納得して借りた借入額を返済出来ない顧客と見なされ、金融機関に悪い印象を与える上、完済していない場合はブラックリストに登録される可能性があります。

その結果、返済事故を起こした顧客に対する信用は無くなる為、再度借り入れを申し込んでも断られてしまいます。

特に住宅ローンの様に額の大きな借り入れの場合、返済事故を起こした顧客が借りられる事はまずありません。
過払い金請求をしても、取り戻した過払い金で完済することができればブラックリストに登録されることはありません。
しかし、請求先からは2度と借入ができなくなります。

また、仮に完済できたとしてもローンを組む先が、過払い金請求をした会社の関連会社であった場合は、その会社の独自のブラックリストに登録されている可能性があり、借入ができない可能性があります。
そのため、過払い金請求をしてからローンを組む場合は、融資先が関連会社かどうか確認することが大切になります。

状況に合わせた手続きを提案 相談者に寄り添う司法書士法人

\365日相談受付/

気軽に安心して相談できる身近な司法書士事務所として、手続きや費用についてわかりやすく説明してくれるみつ葉グループ。

お問い合わせには、債務整理専属チームが親身に対応します。自分にとってベストな手続きを知りたいなら無料相談をご利用ください。

司法書士法人みつ葉グループのサイトを見てみる

過払い金請求後もローンも組みたい場合

基本は完済してから過払い金請求をすること

過払い金請求をするにしても、その時期を考えないといけません。
例えば、これから住宅を購入したり建築したりするときにローンを組みますが、この時に過払い金請求をどのタイミングでするかが問題になります。

もし、過払い金請求をしてローンが組みたいのであれば、過払い金が発生している方の借金を完済してから過払い金を請求すれば、ブラックリストに登録されることはありません。
逆にいえば、完済する前に過払い金請求をしてしまうと、任意整理の扱いになるためブラックリストに載ってしまう可能性があります。
そのため請求後にローンを組みたい場合は、完済した後に過払い金請求をすることが基本的な流れになります。

もし、まだ完済し終わらず、返済している途中で過払い金請求をしてその上でローンを組みたい場合は、取り戻した過払い金で完済することができるかということを入念に準備することが大切になります。
なぜなら、過払い金請求をしても完済することができなければ、ブラックリストに登録されてしまい、ローンを組むことができなくなるからです。
ですので、どちらにしてもローンを組みたい場合は、完済できるかどうか確認することが必要になります。

ローンを組んでから過払い金請求を行う

過払い金請求をする場合、ローンを組んでから請求する方法もあります。
住宅ローンなどのローンを先に組んでしまい、落ち着いたところで今発生している過払い金を請求するという手順です。
ローンを組んでから、過払い金請求をすれば、戻ってきたお金をローンに充てることもできます。
100万円以上過払い金が発生している場合には、そのお金を住宅ローンに充てれば、繰り上げ返済をすることも可能になるのです。

では、過払い金請求をした時、現在組んでいるローンに影響はあるでしょうか。結論から言えば、ローンを組んだ後に過払い金請求をしても、今組んでいるローンに影響がありません。
また、完済した後であれば、過払い金請求をすることでブラックリストに登録されることはありません。

また、万が一、過払い金が発生した時の債務が残ってしまい、その結果任意整理になりブラックリストに登録されるようなことがあっても、先にローンを組んでしまえば問題ありません。
このように過払い金請求をする場合でも、順番を工夫することが重要です。

過払い金請求は消費者金融が恐れるNo1の杉山事務所に無料相談

\オススメ/

これから過払い金請求をしようと思っている方は、過払い金がいくら発生しているか気になると思います。消費者金融が恐れるNo1の杉山事務所は、無料で過払い金の調査ができます。

過払い金の調査だけの利用もOK!そのまま依頼することも可能です。まずは、杉山事務所で過払い金がいくら発生しているかチェックしてみましょう。

杉山事務所の公式サイトを見てみる

過払い金請求をしてもクレジットカードは作れる

過払い金請求を行使した後、クレジットカードへの影響については審査や取得への問題は特にありません。
ですが、債務の返済状況によっては少なからず影響が及んでくるので注意が必要です。

まず基本的なこととして、過払い金の請求を行った貸金業者のクレジットカードは請求権を行使した時点で使えなくなります。
また、同じ貸金業者や同系列の業者への新規のカード申請も、審査を通るのは難しいでしょう。
ですが、別の系列の貸金業者のクレジットカードであれば審査への影響はなく取得することが可能です。

しかし、ここで問題となってくるのが債務の返済状況の影響です。
元々借金がない場合や請求権を行使した後に債務が完済できているのであれば、上記の通りに何の問題もありません。
ですが、借金返済中の請求権行使の場合や請求後も債務が残ってしまう場合には、任意整理の扱いになるため信用情報機関のリストに金融事故として記載されてしまいます。

この信用情報は各金融機関によって共有されているので、一度金融事故として記載されてしまうと、別系列の貸金業者へのクレジットカード申請の審査が通らなくなってしまう可能性が高くなります。
そのため過払い金請求をする前に、専門家に相談するのことが無難です。

過払い金請求・債務整理の専門家みどり法務事務所

\選ばれる理由がある/

みどり法務事務所は、家族や職場に内緒にしたいという相談者の都合に合わせた親切丁寧な対応により、過払い返還額累積90億円超えの実績ある事務所です。

土日も9時から19時まで受付中。相談料・初期費用は無料です。借金のお困り事は、過払い金請求・債務整理の専門家へ。

みどり法務事務所のサイトを見てみる

過払い金請求した貸金業者は借入ができなくなる

過払い金請求を請求した業者からは二度と借入ができなくなる

過払い金は、利息制限法で定められた上限金利を超えている場合に発生するもので、貸金業者にとって過払い金請求は利益を失う事になるため、可能な限り応じたくはありません。

しかし、上限金利を超えた過払い金は違法ですので、過払い金請求を受けた場合には返さなければなりません。
そのため過払い金請求を行った場合、請求先の貸金業者の独自のブラックリストに登録され、2度と借入ができなくなります。

過払い金請求をしていない業者からは借入ができる

過払い金請求は賃金業者からすると、嬉しいことではありません。
そのため過払い金請求を行った後に、貸金業者に借入をしようとしても断れてしまいます。

しかし、ブラックリストに登録されていなければ、過払い金請求を行っていない他の貸金業者からは借入をすることが出来ます。
そのため、もし過払い金請求を行った後に、お金が必要になり借入しなければならないと言った時は、過払い金請求をしていない他の貸金業者に申し込みをするようになります。

v

ブラックリストは5年間登録される

返済途中での過払い金請求によって、任意整理扱いになった場合、信用情報の機関に約5年間程度事故情報が登録されることになります。
これは、過払い金請求後に債務が残るケースに、ブラックリスト(信用情報)に登録されるという仕組みがあるためです。

しかし、ブラックリストへの記録は限られた期間のみです。
過払い金請求を返済中に行い、任意整理の扱いになってもその記録は約5年程度で削除されるため、削除された後には自動車や住宅などのローンを組むことが可能です。
将来的にローンを組みたいと考えている場合は、過払い金の請求により借金の額を減らして、スピーディな完済を目指すことも1つの選択肢になります。

弁護士が教える過払い金請求